考えたくもないことですが、ガス欠になってしまったらあなたはどうしますか?
「そんなことにはならないでしょ!いつもガソリン残量気にしてるし!」
と思っている方が多いことでしょう。それはそれで素晴らしいと思います。
ですが、ガス欠を起こした経験のあるドライバーは
ゲス欠を起こしたくて起こしたわけじゃない
はずなんです。ちょっとした見落としや勘違いなどで、誰でもガス欠に見舞われる可能性があるのです。
そんな時、慌てずに対応できるように対処法を考えておきませんか?
Contents
ガス欠
ガス欠とは
車を運転中(走行中)にガソリンや軽油などの燃料がなくなってしまい、エンジンが停止することで走行不能となってしまう事態のこと
を言います。
ガス欠になってしまった原因は
- 給油するのを忘れていた…
- まだいけると思ったんだけど…
- 渋滞に巻き込まれて…
- 人の車でよく分からなくて…
と言った人的ミスがほとんどです。ちなみに「まだいけると思ったんだけど…」と言うのは、給油ランプが点灯してからの走行距離のことを言っているのでしょう。これについては
で解説しているので、良かったらご覧ください。
意外と多いガス欠
日本自動車連盟(JAF)が2015年8月9日~17日のお盆期間9日間に、高速道路でが実施したロードサービス救援は、全国で3952件でした。そのうち「燃料切れ」は438件で、全体の11.08%となっています。
これを見るとわかりますが、思った以上にガス欠って頻繁に起こっているってことなんですね。
ガス欠のときの対処
ガス欠になってしまった時は、どうすれば良いかを考えておきましょう。
ガス欠の兆候
まず、ガス欠の兆候を知っておきましょう。
アクセルを踏んでもエンジンの回転が上がらない
通常であれば、アクセルを踏めばエンジンの回転が上がってパワーが出て速度も上がるのですが、ガス欠になる場合はアクセルを踏んでもエンジンの回転が上がらない症状が現れます。
一定速度で走っていても、エンジン回転数が不安定になる
燃料が不足している状況ですから、エンジンの回転数が不安定になってきます。今にも止まりそうになったり復活したり・・・なんて状況ならば止まる寸前と言えます。
一刻も早く安全な場所へ退避する
まだ車が走行可能な状態に
安全な場所へ退避して車を駐車する
ことが必要です。とにかく、車が動いているうちに対処すべきです。
止まってしまったら・・・
とは言え、ガス欠なので車が止まってしまった場合はどうすべきでしょうか?
路肩に車を惰性で寄せることが出来れば良いのですが、その前に止まってしまったり、信号待ちの状態で止まってしまった場合は
- ハザードランプを点滅させる
- AT車・MT車共にギヤをN(ニュートラル)に入れる
- 可能ならば自力で車を押しながら安全な場所へ移動させる
- 周囲の方々に助けを求めて車を安全な場所へ移動させる
の手順で対処しましょう。まずは
安全な場所へ車を移動させること
が先決です。
ロードサービスを要請する
最も確実な対処法がこれになると思います。要は
JAFを呼んで燃料を持ってきてもらう
と言うことです。もちろん、自身が加入している自動車の任意保険にロードサービスが付いていて、ガス欠も対応しているのならばそれでも構いません。
ちなみにJAFの料金ですが
- 会員:基本料金と作業料金は無料ですが、燃料代は実費
- 非会員:基本料金8,230円、作業料金は無料、燃料代は実費
となります。JAFの救援依頼は全国共通で年中無休、24時間受付です。
0570-00-8139
で依頼してください。自分の位置や目印などを伝えてくださいね。
家族や友人に救援を依頼する
ガス欠になった場所から自宅や友人宅が近い場合は、この方法が使えるかもしれません。
ただし、救援と言っても一番欲しいのはガソリンや軽油などの燃料です。これを持ち運ぶにはガソリン携行缶が必要です。ガソリンスタンドで貸してくれる場合もあるそうですが、できれば用意しておきたいですね。
近くにガソリンスタンドがあれば買いに行く
もし、近くにガソリンスタンドがあるのならば買いに行くのが良いでしょう。車を押してガソリンスタンドまで行くと言う選択肢もあるのですが、ガソリンだけを買いに行くことで目的は果たせるのですから、車を押していくと言うのは
- ガソリン携行缶がなくガソリンスタンドでも用意してない
- 車ごと持ってきてほしいと言われた(ないと思いますが)
などがない限りは、やめた方が良いと思います。
ガソリンスタンドが近くにある場合はとてもラッキーな状況だと思います。お店の方に事情を説明すれば、対処に協力してもらえると思います。
ガス欠予防法
こんな事態にだけはなりたくありませんよね。でも、先ほども言ったように
意外とガス欠は多く発生している
のです。しかも、その原因はほとんどが
うっかりなどの人的ミス
なのです。それを防止するために
- 給油は早めに行う
- 給油ランプ点灯時の残燃料を知っておく
- 山道などに入る前に給油しておく
などの対処を常に心がけておきましょう。
まとめ
ガス欠は車が走らない状態です。変な場所でガス欠になってしまったら、交通渋滞の原因になってしまったり、冬場などではエンジンがかからない状態ですから命に関わるケースも考えられるのです。
そんな事態にならないように、日頃から「大丈夫だろう~」と言う安易な気持ちではなく、万一の事態にも備えるような心構えが大切なんですね。
何はともあれ、ガス欠になった場合でも安全第一で対処してくださいね。