高速道路を途中で降りるのOKってホント?新制度をテスト実施

高速道路を走っていると、途中で降りてみたくなる場合がありますよね?

例えば、トイレや休憩所がなくて一般道にはたくさんある場合や、給油なんかもそうだと思います。

でも、実際に高速道路を途中で降りてしまうと、そのまま通して走った場合よりも高い料金を払うことになります。

国土交通省は2017年夏ごろから、一部のケースを想定して「途中退出制度」を試行すると発表しました。

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高速道路の途中退出

今回の新制度試行は、高速道路の外(一般道)にある道の駅などを利用し、一定時間内に高速道路に戻ってきた場合に限り、料金が割高にならないようにする措置と言うことです。

そもそも高速道路では、休憩施設であるサービスエリアを50Km間隔で設置するように規定されているのですが、その通りになっていない箇所も幾つかあるとのことです。そのような場合には、冒頭に書いたように

  • 休憩したくてもできない
  • 給油したくてもできない

などの不便を利用者に強いることになるため、休憩施設間の距離が概ね25km以上の「空白区間」100あまりの中から以下の3か所を選定してテストすることになったようです。

  • 関越道・高崎玉村スマートIC:道の駅「玉村宿」(群馬県玉村町)
  • 新東名高速・新城IC:道の駅「もっくる新城」(愛知県新城市)
  • 山陽道・徳山西IC:道の駅「ソレーネ周南」(山口県周南市)

途中退出可の条件

テスト箇所において途中退出する場合の条件は次の通りです。

  1. ETC2.0搭載車であること
  2. 道の駅に立ち寄ること(ITSにより対象車をチェック)
  3. 1時間以内に高速道路へ戻ること

この条件が満たされれば、途中で降りたインターチェンジで料金計算が打ち切られることはなく、そのまま乗っていたのと同じ条件で料金計算がされると言うことです。

なぜ割高になってしまうのか

そもそも、高速道路を途中で降りた場合に割高料金になるのはなぜなんでしょうか?

高速道路では、電車の初乗り料金のように

ゲートをくぐっただけで料金が発生する

部分があります。これは1回あたり150円+税とのことです。

また、距離に応じた割引率があって、一定距離ごとに基本料金から割引されます。

※100Kmを超えた分が25%、200Kmを超えた分が30%割引となる

上記のようなシステムですので、例えば単純に高速に2回乗った場合は、その時点で150円+税分だけ損をしていることになります。

また、100Km以上走行している段階で途中退出した場合は、本来受けられるはずの割引がリセットされてしまうので、その分も余計に払うことになってしまうのです。

ETC2.0が必要

このような問題点を改善するために試行が行われます。

しかし、最大のネックは

ETC2.0の車載器が必要

と言うことでしょう。

このETC2.0は、道路に設置されるITSスポット(通信アンテナが設置)と、車に搭載しているETC車載器間で高速・大容量・双方向のデータ通信を行うことによって、渋滞や規制情報を提供することができるようになると言う

ビッグデータを利用した運転支援サービス

と言えます。従来のETCではできなかった便利な支援機能によって、ドライブをより快適・安全・便利にしてくれます。そのため、国土交通省ではETC2.0 の普及を後押しするために、2016年4月より

「首都圏の新たな高速道路料金に関する方針」

を発表し、首都圏の高速道路料金割引を順次進めています。

ETC2.0のメリット

このETC2.0ですが、メリットが大きければ多くの方が使っている既存車載器を入れ替えることもあるでしょうが、実際のところはどうなんでしょうか?

今の時点でメリットを挙げるとなれば

  • 渋滞回避情報の取得
  • 安全運転支援機能
  • 災害時支援機能
  • 経路情報や料金割引

がありますが、まだまだ環境が整備されていない(首都圏中心のサービス)ため、地方のドライバーにとってはメリットと言いきれない部分があります。

ETC2.0のデメリット

一方で、ETC2.0の車載器に交換しようとした場合のデメリットも見てみましょう。

  • ETC2.0車載器は単体では動作しない
  • ETC2.0に対応したナビが必要
  • 本体価格やセットアップ料金が高い
  • 首都圏中心のサービスである

これらを見ると、都会の人ならば既に開始されている割引の適用を受けることで、車載器入れ替えのコストをある程度ペイできるかもしれませんが、地方のドライバーにとっては全くメリットがないに等しいですね。

まとめ

高速道路を途中で降りることがOK…って言う制度は、今後間違いなく導入されていくと思います。そのための試行が今年の夏に行われ、順次テスト対象箇所も追加されて行くことでしょう。

しかし、その成否はETC2.0の普及がカギであることがわかりました。便利になるにはお金がかかると言うことなのでしょうが、そのインフラ整備のためのしわ寄せを私たちドライバーに持ってこないようにしてもらいたいものですね。

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コメント

  1. 林 雅子 より:

    長距離で旅行をするのですが3分の1ぐらいの所に住んでいる人をピックアップしたいのですが
    高速を一度降りるしか方法はないですか?

    • car-mame より:

      林様、コメントありがとうございます。

      基本的には一旦高速道路を降りてから、他の方をピックアップするのが正攻法かと思います。この記事で紹介している途中で降りてもOKなケースに当てはまる道の駅などで待ち合わせが可能であればそれもOKとは思いますが、まだまだそのような状況いはなっていない様です。

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