タクシーにフェンダーミラーが多い理由は?ドアミラーとの違いも

車のサイドミラーと言えば「ドアミラー」が当たり前になりました。

でも、そんな中でも一部の車両は昔ながらの

フェンダーミラー

が付いている場合があります。特にタクシーなんかがそうですよね?

このドアミラー全盛の時代に、どうしてタクシーはフェンダーミラーなのでしょう?

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フェンダーミラーとは

まず、フェンダーミラーの説明からしておきたいと思います。

写真のように、車のフェンダー部分(ボンネットの横あたり)に取り付けられるミラーのことを

フェンダーミラー

と言います。運転者が後方及び後側方を確認するためのミラー(バックミラー。法令では「後写鏡」と定める)で左右1対で装着されています。

もともとは道路運送車両法第44条(後写鏡等)により、ボンネット付きの車両にはフェンダーミラーと決められていたのです。例外的に、ボンネットのないキャブオーバー車だけはドアミラーも認められていたのですが、多くの市販車はフェンダーミラーでした。

ドアミラーとフェンダーミラーの比較

1983年3月に規制が撤廃され、日本でもドアミラーが解禁になりました。ドアミラーは、ドアと一体となったデザインが好感をもたれ、また、対人事故時の安全性の面からも有利と言われていました。ただし、フェンダーミラーに比べて取り付け位置が後ろに下がった関係で、死角が多くなると言う欠点や、ドライバーがミラーを確認する際に首を振るなどの動作が必要な点が不利となる点でした。

フェンダーミラーはドアミラーと比較し、前方に取り付けられているので目の移動や頭のひねり角度が少なく、視線の移動を素早く行え、疲労も少ないと言えます。また、車幅間隔の補助ツールと言う役割もありました。ただし、ボンネットサイドの突起物となるためデザイン性も悪く、事故の際には人を傷つける恐れもあることがデメリットと言えます。

タクシーにフェンダーミラーを採用するのは

通常の乗用車と違って、客を乗せるタクシーの場合はいろいろと考慮しなければならないことがあります。

フェンダーミラーの持つ有利な点を評価しているのは間違いないことだと思います。特に、ミラー自体が前方にあるので、視線の移動が少なく疲労も少ないなどは、客を乗せて走るタクシードライバーにはありがたい機能だと思います。

乗客に不安を与えない

ドアミラーだった場合には首を振る仕草が多くなります。それは客から見た場合は

きょろきょろしている仕草

に見えてしまい、不安を煽るおそれがあります。また、首を横に振ると助手席や後席の乗客を見ているようにも感じてしまいますので、そうならないようにフェンダーミラーを採用しているようです。

車幅が狭い方が良い

タクシーは客に告げられた場所まで客を運ぶのが仕事です。その際には、広い道路ばかりでなく狭い場所も通らなければならないこともあるでしょう。

そんな時に、少しでも車幅が狭いと有利です。ドアミラーですと、フェンダーミラーよりも横幅を取ってしまいますが、フェンダーミラーはドアミラーに比べれば僅かな幅で済みます。

お客に依頼できない

ドアミラーの場合ですが、例えば雨の日などは

助手席側の窓ガラスが水滴でドアミラーがよく確認できない

と言うことが起こるかもしれません。また、

助手席にお客が乗ってドアミラーがよく確認できない

なんてこともあり得ます。こんな場合に

「すみません。見えないので窓を拭いてください」

とか

「見えないのでどいてもらえませんか」

なんて言えませんよね?

そんなことも考えてフェンダーミラーを採用しているようです。

指導ではなく自主的

これらの状況を想定して、タクシー会社は自主的にフェンダーミラー車を採用しているそうです。監督官庁などからの指導があるわけではないのですね。

自動車メーカーも、タクシー用途の車種には最初からフェンダーミラーを標準装備としているようです。ドアミラー標準だと、わざわざお金を使ってフェンダーミラーにしなければならないですからね。

まとめ

タクシーにフェンダーミラーが多く採用されている理由は納得されましたでしょうか?

要は、ドライバーの前方にミラーがあるので見やすいとか、ワイパーのあるフロントガラスの前にあるから雨の日も見やすいとか、車幅間隔の補助ツールになるなどの安全面の理由と、お客様に与える不安感や不快感に配慮しているから…と言うことですね。

気配りの国、日本って感じがしましたね~!!

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