工事で片側交互の信号機って無視したらどうなるの?違反なの?

車でドライブしていると、例えば山道なんかで工事中の場所に遭遇することがありますよね?

その場合、交通誘導員の方がいる場合もありますが、殆どは工事現場によくある

時間が表示される工事用の信号機

が置いてあるだけ…ってパターンかと思います。

でも、ここで疑問。

この信号機を無視したら違反なのでしょうか?

今回は、そんな工事用の信号機についてまとめてみました。

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工事用の信号機

工事用の信号機は、道路の片側を工事によって占有するために車の通行を工事期間中に限って

片側交互通行

にする時に設置されます。しかし、工事用の信号機設置以前に道路工事を行う際には工事個所の管轄警察署に対して

道路使用許可

を受けなければなりません。そして、許可を受けた後で工事個所の交通が円滑に進むように警備員または交通誘導員が配置されますが、同時に仮設信号機も設置されます。

仮設信号機とは

この仮設信号機は、常設されている信号機ではなく工事などの一定期間に限り設置されるものです。特に、決められた道路(国道など)や工事を管轄する役所などに

交通誘導員を配置するように指示された

場合に設置されます。ちょっと思い出してほしいのですが、工事用の仮設信号機がある場所は、昼間は交通誘導員や保安要員が現場にいることが多いですが、夜間(特に夜中)は仮設信号機だけってことが多くありませんか?

そんなことを考えると、これは信号機ではあるものの実は

交通誘導員の代わりである

と言えませんか?

ここでは、その線で話を進めていきます。

道路交通法で言う信号機

では、道路交通法で言う信号機とは何を意味しているのでしょうか?

道路交通法第2条1項第14号では、信号機は

「電気により操作され、かつ、道路の交通に関し、灯火により交通整理等のための信号を表示する装置」

と定義されています。この条文だけを見ると、工事中の仮設信号機も電気により操作され…の条件を満たしているので信号機であると言えそうです。

しかし、信号機は誰でも設置して良いと言う訳ではありません。当然決まりがあります。

都道府県公安委員会は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、又は交通公害その他の道路の交通に起因する障害を防止するため必要があると認めるときは、政令で定めるところにより、信号機を設置・管理して、交通整理、歩行者又は車両等の通行の禁止その他の道路における交通の規制をすることができる(道路交通法第4条第1項前段)。また、公安委員会は、交通のひんぱんな交差点その他交通の危険を防止するために必要と認められる場所には、環状交差点を設置する場合を除き、信号機を設置するようにつとめなければならないと定められている(道路交通法第4条第3項)。

Wikiより引用

ここでは「都道府県公安委員会」となっています。つまり、信号機を設置できるのは

各都道府県の公安委員会

なのです。ですから、信号機の定義で「電気で操作・・・」と書かれていようが、信号機を設置できるのは公安委員会なので、やはり仮設信号機は道路交通法で言う信号機とは言えない気がしませんか?

工事で片側交互通行の信号を無視したら

これらの情報を元に、当初の疑問である

工事で片側交互の信号機って無視したらどうなるの?違反なの?

について考えてみたいと思います。

  1. 道路工事を行う場合は道路使用許可が必要
  2. 箇所によっては交通誘導員や保安員を置く必要がある
  3. 交通誘導員や保安員は夜間不在のケースが多い
  4. 交通誘導員や保安員が不在の場合は、仮設信号機の指示に従うことになる
  5. 仮設信号機は公安委員会が設置するものではない

ということが分かっています。

仮設信号機は誘導員と同じ

これらの情報から、仮設信号機と言うのはあくまで

交通誘導(警備)員と同じ役割・位置づけである

と考えるのが妥当だと思います。昼間は人が誘導したり、仮設信号機で誘導するのを補助もしくは管理監督し、夜間は仮設信号機が誘導員の代わりに交通誘導を行っているのです。

では交通誘導(警備)員とはどんな人

交通警備とは公道上または、公道に接続されている私有地やその接続部分に於いて、車両の円滑な進行と迷惑の軽減を促すため、警備員が協力を計画し、以って実際的に交通事故防止・交通の円滑な流れを促す事を目的として他者に任意の協力を求める業務の事である。

道路工事等で警備員が居るが大抵は交通警備の為に配置されている。又、高速道路工事等で黄色の服を着て巨大な蛍光色の手旗を振って車線減少を教えてくれる人も警備員で交通警備業務を行っている。

警察官等の行う交通整理と違い法律的に特別な権限は無い。

Wikiより引用

上記のような定義になるそうです。大事なのは

警備員が協力を計画し、以って実際的に交通事故防止・交通の円滑な流れを促す事を目的として他者に任意の協力を求める業務の事

と言う部分です。つまり、あくまで交通誘導(警備)員の指示は

任意の協力を求める

となっていますので強制力はありません。このことから

工事で片側交互の信号機って無視したらどうなるの?違反なの?

の答えを導くとすれば

あくまで任意なので違反にはなりません

と言う結論になります。

まとめ

工事中で使われる信号機は、あくまで仮設であり公安委員会の設置した信号機ではないので法的な拘束力はないと言えます。ただし、設置される目的はあくまで、工事個所の交通事故防止や交通の円滑化ですから、守らなくて良いということではありません。

万一、事故などが発生した場合は、仮設信号機であっても赤信号を無視した方に過失が問われることになるでしょう。

素朴な疑問としては良いですが、実際には信号機の目的や意味を理解して表示されている時間を待つ余裕が欲しいものですよね。

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