ブレーキとアクセル踏み間違えはなぜ起きる?その対策とは

車が急発進してコンビニに突っ込んだ・・・とか、歩行者の列に突っ込んだ・・・なんて事故を相変わらず耳にします。その原因は

ブレーキとアクセルの踏み間違え

によるものが殆どなのだそうです。

今回は、そんな踏み間違えの現状と対策などについて考えてみます。

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踏み間違えの現状

車のブレーキとアクセル踏み間違えによると思われる事故は、年間6,000件余り発生しています。平成16年では年間7,660件発生したものが、平成25年では6,402件まで減少はしているものの、一定レベルで事故が起きる状況に変わりはありません。

(データは公益法人交通事故総合分析センターHPより引用)

若者にも多い

このブレーキとアクセル踏み間違いですが、私のイメージでは「高齢者に多い」と言う勝手な思い込みがありましたが、実際にデータを調べてみると24歳までの若年層と65歳以上(特に75歳以上)の高齢者ともに、事故発生原因の内の原因として高い割合を示していることがわかりました。

事故原因における年齢層別ペダル踏み間違えの比率

24歳以下 12%
25~34歳 7%
35~44歳 6%
45~54歳 7%
55~64歳 9%
65~74歳 16%
75歳以上 31%

(データは公益法人交通事故総合分析センターHPより引用)

道路以外の場所で発生

ブレーキとアクセル踏み間違えによる事故は

道路以外の場所

で多く発生していると言う特徴があります。これは年齢層に関係ないようですが、75歳以上の割合が圧倒的に高いと言うデータが出ています。

ニュースなどでも耳にしますが、私が思い浮かぶだけでも

  • コンビニやスーパーなど店舗駐車場
  • 立体駐車場
  • 自宅の車庫など

があります。このような場所で、ブレーキとアクセルを踏み間違えるような操作や心理に置かれる可能性が高いのでしょうか?

なぜ踏み間違えるのか

車のペダル配置は

  • 右側:アクセル
  • 左側:ブレーキ(MT車の場合は中央で、左がクラッチ)

となります。基本的にアクセルとブレーキは右足で操作しますよね?

しかし、ペダルの位置を目視で確認しながら操作している方はほとんどいないのではないでしょうか?私もそうですが、車に乗り込んだら

自身の感覚でペダルの位置を把握

するのが一般的なのではないか?と思います。で、この感覚は殆どの場合は正しいのですね。

しかし、その感覚を阻害する要因が発生したときに踏み間違えが起こることになります。

バック駐車

例えばですが、コンビニなどの駐車場に車を停める場合を考えてみます。駐車スペースにバックで停めようとして、バックミラーやルームミラーを見たり、場合によっては窓を開けて目視しながらバックすることもあるでしょう。

そのような時に、人が飛び出したりしてブレーキを踏まなければならない場合、ペダルを目視しているわけではありませんので、場合によってはアクセルを踏んでしまうことも起こり得ます。事実、75歳以上の高齢者は

道路以外の場所でバック操作中

に踏み間違えを起こす場合が最も多いのです。

このことから、やはり感覚で操作することのリスクを高齢者ほど自覚し、通常走行時とは違うケース(駐車場など)では自身の足の位置やペダルの位置を目視確認して操作することが重要であると言えます。

パニックになる

次に考えられるのが不測の事態(想定外の事態)が発生してしまい

精神的にパニックに陥ってしまう

ということがあります。普通の状態であれば何ら問題ないはずの操作が、パニック状態では上手くできないのは想像に難くありません。

何かに急かされたり、精神的な圧迫を受けている場合などに起こりやすいと言えます。

そんな場合は、やはり落ち着いて行動するしか方法がありませんが、一刻を争うようなケースではそれも難しいかもしれません。

運転する上においては

~かもしれない

と言う最悪の事態を想定しながら、それに対応できるように日頃から心がけておく必要があると思います。

車の構造が原因

そもそもの原因はこれではないか?と思います。

車の構造が、アクセルもブレーキも踏み込むことで効果を発揮するような仕掛けになっているので、本来であれば正反対の役割であるアクセルとブレーキも

ペダルを踏み込む

と言う同じ操作になっていることが大問題であると思いますね。

例えが違うかもしれませんが、バイクなどではアクセル操作はハンドルについたアクセルグリップを捻って行いますが、ブレーキはブレーキトグルを握って行います。根本的に操作が違うので、操作間違いは起こりにくいと言えます。

車の構造も本来はそうあるべきだったのでは?と思わずにはいられません。

踏み間違えの対策

これらの問題に関して、様々な対策が講じらるようになってきました。自動車メーカーはもちろんですが、車とは関係のない町工場も対策に取り組んでいます。

ナルセワンペダル

ナルセ機材(有)が開発した踏み間違え防止装置です。

名前の通りペダルが一つしかありません。車の構造的問題であった

アクセルもブレーキも踏む操作で動作させることを別々の操作に分けた

と言うのが大きな特徴です。

このペダルは踏むことでブレーキとなり、横に取り付けられたレバー(アクセル)を足で水平方向(写真では右側)に動かすことでアクセル操作となります。

※画像出典:ナルセ機材(有)HP

ペダルが一つしかありませんので踏み間違えようがありませんし、そもそも踏めばブレーキなので従来のようにアクセルから踏みかえる必要もありませんから空走距離がゼロになると言う効果もあります。

社長自身が踏み間違えによる事故を起こしたことがきっかけで開発されたもので、身障者手帳での助成金が受けられるようです。

個人的には、とても理にかなった対策であり効果も期待できると思いますし、何より既存の車を改造して取り付けられるのが良いのではないか?と感じます。

価格は持ち込みで20万円くらいとのことです。

ペダルの見張り番

オートバックスが販売している誤操作防止装置です。

動作原理としては、アクセルの操作をこの装置がモニターしており、踏み間違えなどによって急激にアクセルが踏み込まれた場合には、それを「異常」と検知して実際のアクセル操作を電気的に制御してくれると言うものです。

※画像出典:オートバックスHP

なるほど、これも既存車に取り付けられるので良い対策なのではないか?と思います。

価格も5万円以下で、思い立ったらすぐに実行できそうな金額ですよね。高齢者が乗る車には取り付けたいと思いますね。

自動ブレーキなど

自動車メーカーの取り組みとしては、最近よくCMなどで見かける

自動制御

に関わる技術によって踏み間違えも含めて安全性を高めるような仕組みが実現されています。

トヨタ自動車の例を見ると、車にセンサーを複数取り付けて周囲の状況を把握し、建物や人などの障害物が近くにある場合は

  • 操作ミスを運転者に知らせる
  • 急発進などが起こらないように制御する

ことで事故防止をはかります。

※画像出典:トヨタ自動車HP

最新の技術であり、単に踏み間違えに限らず様々なケースで効果を発揮してくれることでしょうね。車を買い替える場合は、ぜひこのような機能が付いた車を選びたいものです。

まとめ

ブレーキとアクセル踏み間違えによる事故は、若年層と高齢者(特に75歳以上)に多いと言うことがわかりました。そして、踏み間違えを起こす原因は、やはりドライバーの意識や感覚によるものが多いので、運転する場合には常に踏み間違えなどの操作ミスを起こさないように確認するなどの注意が必要です。

しかし、人の意識だけに頼るのは危険ですから機械による対策も必要です。それらも世の中には既に存在しており、既存の車に取り付けられるものや、新車で新機能が付いたものなど様々な対策を講じることができます。

人は間違いを犯すものです。意識だけでなく、このような対策を実際に行っておくことが必要だと感じました。

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コメント

  1. おっぽっぽ より:

    一番いいのは 結局 クラッチをつながないとうごかない ダルマ式(MT)なんじゃない?特に、老人の場合、免許取った年代がそういう時代の人達なんだから。
    クラッチ踏まなきゃバックギヤ―に変えられない、クラッチ踏まなきゃ1速にはいらない。
    半クラでつなぎゃなきゃ、動きださない。
    結局はなんでも 基本動作でしょう。

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