車の水抜き剤って必要?入れたら良いこと悪いことについて

ガソリンスタンドに給油に行くと、時々店員さんから

「水抜き剤入れといたほうがいいですよ!入れときましょうか?」

って聞かれることがありませんか?

でも、そもそも水抜き剤っていったい何なのでしょうか?

入れないとまずいことがあるのでしょうか?

今回は、そんな水抜き剤について考えてみます。

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水抜き剤とは

水抜き剤とは何なのか?

主成分は

イソプロピルアルコール

です。このアルコールをガソリンタンクに入れることで

本来は混ざることのないはずの水と油(ガソリン)を混ぜ、水をガソリンを一緒にエンジンに送って燃やしてしまうことで排出する

と言うのが役割となります。

水は実際に燃えないので、熱で蒸発して水蒸気になり排出されることになります。

こちらの商品を見ると

  • 特長:燃料タンク内の水分や湿気を強力に除去する、防錆剤配合の水抜き剤。燃料タンク内の水分や湿気を溶解し、凍結を防ぎます。 防錆剤の配合により、強力に燃料タンク内のサビや腐食を防ぎます。 燃料供給を円滑にし、エンストやノッキングを防ぎます。
  • 用途:ガソリンエンジンの燃料タンク内に溜まった水分や湿気の除去。
  • 質量(g):167
  • 危険等級:2
  • 製品サイズ(mm):192×60×35
  • 危険物の種別:第四類
  • 危険物の品名:アルコール類

となっていて、水分の除去以外に防錆の効果もあるようですね。確かにアルコール類って書いてあります。

どうして水が溜まるのか

そもそも、どうしてガソリン(燃料)タンクに水が溜まるのでしょうか?

って言うか、ホントに水が溜まるのでしょうか?

結露によるもの

最初に考えられるのがガソリン(燃料)タンク内で発生する結露によるものです。

ガソリン(燃料)タンク内の空気が外気との気温差によってタンク壁面に水滴として付着し、それがガソリンに混じってしまうのです。

満タンにすることで防ぐことができる

この結露ですが、ガソリン(燃料)タンク内に空気があるからダメなのです。ですから、常に満タン給油を心がければ、空気がガソリン(燃料)タンクに入ってくるであろうタイミングである給油時でも、ガソリンを満タン給油することで空気をタンク内から追い出すことができます。

ですので、満タン給油を実践している車は結露による水発生の確率は低いと言えます。

給油口から水が侵入する

もう一つ考えられるのは、給油口から直接水がガソリン(燃料)タンク内に侵入してしまうことでしょう。

これは、例えば雨の日に給油口を開けたとか、ガス欠などで雨の日に屋根のない場所で給油したとか、普通に給油した場合でも物凄い横風の暴風雨で雨が吹き込んできている状況だったとか、そんなケースしか思い浮かびません。が、可能性はゼロではありませんので、注意するに越したことはないでしょう。

雨の日に給油しない

強引な予防法ですが、雨の日に給油しなければ水が入る要因はないのです。仮に雨が降っていたとしても、給油場所まで吹き込んでなければ問題ないはずですしね。

とは言え、先に挙げたケースでも相当にレアな感じがしますので、それほど神経質になる必要はない気がします。

水による不具合

次に、もし水が溜まってしまったらどうなってしまうのでしょうか?

タンクが錆びてしまう

水抜き剤には防錆効果もありましたが、そもそもタンクに水が溜まるとガソリン(燃料)よりも比重が重いので下に溜まることになります。ガソリン(燃料)タンクの底に水が溜まり続けることになってしまい、そこからタンクが錆びていく・・・と言うことになるのです。

タンクが錆びると錆の一部が燃料と一緒に配管に紛れ込んで詰まったり、フィルターをダメにしたり、最悪はタンクに穴が開いたりする可能性があります。

水が燃料フィルターに入り燃料を吸い上げにくくなる

水が燃料フィルターに入ってしまうと、ガソリン(燃料)を吸い上げることができなくなってしまいます。こうなると、エンジンに燃料が送られないことになるのでエンジンがかからなくなります。これって重大な問題ですよね。

エンジンに水が入ると最悪エンジンがダメになる

水が不幸にもエンジンまで到達してしまうと、エンジンに深刻なダメージが出る可能性があります。水は比重が重いので、大量にエンジン(シリンダー内)に送られてしまった場合はエンジン自体を壊してしまう恐れがあるのです。

最近のタンクは水が溜まらない

昔のガソリン(燃料)タンクは金属製のものがほとんどだったそうですが、最近の車は樹脂製なのですね。ですので、仮に水が溜まったとしても錆びることはありません。

また、金属製のガソリン(燃料)タンクであったとしても、防錆剤が塗布(コーティング)されているので錆びる可能性は低いそうです。

さらに、給油口からタンクに至るまでの密閉度も高くなっていることから、水が浸入する可能性は本当に低いそうですよ。

そのような現状を見る限り、水が溜まる可能性は低いと言えますね。そもそも、車の取説には水抜き剤を入れろとか、そんなニュアンスのことは一切書かれてません。自動車メーカーは水が溜まることを想定していないとも言えます。ですので、水は溜まらないと考えても差し支えないと思います。

それでも水抜き剤を入れたら

これまでの話から

今の車には水が溜まらないので水抜き剤は要らない

と言うのが最終的な結論になると思います。それでも水抜き剤を入れたら、どんな良い面と悪い面があるでしょう?

良い面

ガソリンスタンドと良好な関係を築ける

正直なところ、水抜き剤などの添加物はガソリンスタンドの利益確保における重要な商材になっていると思います。そのため、店員さんは熱心に無料点検を行い、その結果として水抜き剤などを勧めてくるのです。

それを素直に

「じゃ、入れといてくれるかな~!」

と優しく応じてくれるお客様ならば関係が悪くなるはずがありません。

良いお得意様(もしくはカモかも?)として、末永くお付き合いができることでしょう。

自己暗示

水抜き剤の謳っている効果である

  • タンク内の水や湿気の除去
  • 錆や腐食の防止
  • 燃料供給の円滑化

が担保されて、いつでも気持ちよく車を使うことができていると思うことができます。実際に効果があるかもしれませんし、ないかもしれませんが、こういうものも気持ちが大切ですから。

悪い面

良い面があれば悪い面もあります。

水抜き剤自体がトラブルを起こす

本末転倒な話ですが、この水抜き剤はアルコールが主成分だとお伝えしました。実は、車の燃料パイプを腐食させてしまう可能性が指摘されています。

また、使うにしても適切な量を入れる必要があります。

実際に、水抜き剤を入れた後でエンジンの調子が悪くなったと言う話も聞いたことがあります(本当に水抜き剤が原因だったかは不明)ので、使うにしても自己責任と言うことになるかと思います。

まとめ

車の水抜き剤は必要なのか?

この問いに対する答えは

必要ない!!

と言うことです。

  • 今の車はガソリン(燃料)タンクが樹脂製だったり、金属製であっても水が溜まらないような対策を施してあること
  • ガソリン(燃料)タンクの密閉性も高くなっていること
  • メーカーが水抜き剤に関して何も要求していないこと

からも妥当な結論だと思います。

あくまで、昔(例えば昭和の時代とか)の車で必要だったことが、そのまま現在まで残っているのではないか?と思います。

特に必要のないものであれば、わざわざお金を払って入れる必要はありませんね。ましてや、それで車が調子悪くなるのではたまったもんじゃありませんからね。

「車の水抜き剤は不要です!」

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